大学の講義と実際の業務のギャップについて
在原七海(@773_Arihara)です。
何人かから聞かれたのでちょっと書き記してみます。
背景
大学
情報系の学部卒です。
いわゆる四工大といった理系専門の大学では無かったので、その辺りで差があるかもしれませんね。
ぶっちゃけMARCHって文系メインみたいな所があるので、微妙に評価されない気がしてます。就活も上手くいかなかったし。(自分の能力が低いのを大学のせいにするオタク)
大学では不真面目な学生生活を送っていました。
1年目で10単位も落としてしまい、サークルの先輩に目をつけられた記憶があります(良い意味で)。
ただ、日本語をちゃんと話してくれている教授の講義はちゃんと聞いてました。
研究も結構頑張りました。
別の研究室の院生に、「在原くんは院に進まないのが勿体無い」と言われたのがうれしかったですね。GPAが足りなかったんや。あともう勉強したくなかった。
業務
SEです。もうちょっと言うと、SESです。
察してくれ。と言いたい所ですが、分からない人もいると思うので。
SE(システムエンジニア)は、要件定義、設計、プログラミング(製造)、テスト、運用保守の一連の作業を担当する人のことです。 PG(プログラマー)は製造中心という点で違いがあります。
SESについてはなかよし先生(@nakayoshi251)の4コマ漫画に説明を委ねます。
イラストは誇張されてる気もするけど、概ね正しいです。
有休取ったらその分残業しなきゃいけないとか意味不明ですよね。
偽装請負は普通に違法だけど、ぶっちゃけ当たり前になってるし。黒い。
愚痴はこの辺にしておいて、具体的な業務内容について軽く触れます。
業務では、業務アプリの製造を行っています。
業務アプリは、会社の中で使用するアプリケーションで、一般の人が使うものではありません。
例えば、コンビニのPOSシステムとか、従業員の勤怠管理システムとか、そう言った類のものです。
ユーザビリティに注意しなければいけない点ではスキルアップが図れますが、新技術などは当然使わないので、ある程度で成長が止まります。AI?何それ美味しいの?
本題
大学の講義と実際の業務とのギャップについてです。
業務に活かされてるかそうでないかという観点でつらつらと。
活かされてそうな講義
プログラミング
全くの未経験だった僕を漢にしてくれた大学に圧倒的感謝😤
大学でC言語を教えるなんて古臭いと批判する方もいますが、初めて触る言語を短時間で会得できるスキルが身に付く所に意味があるんですよね。
とりあえず手続き型とオブジェクト指向の言語は大体の大学で教えているはずなので、それが分かればプログラミングは大丈夫だと思います。
自分も業務で初めてVBを触りましたが、なんとかなっています。
ギャップという点では複数人での開発を経験していなかったので、ちょっとしんどかったですね。選択科目ではあったと思うんですが。
とりあえず他人のコードを読むのは最初は大変でした。
あと自分のコードの汚さにいつも頭を抱えてます。
アルゴリズム
講義で教わった内容を使う訳では無いですが、アルゴリズムを理解する機会は重要だったと感じています。
このあたりの経験がプログラムの設計やコーディングに影響を与えていそうです。
とりあえず処理速度は意識しながら設計しないといけません。過去記事でも触れたけど。
ビートマニアのスコアデータCSV出力に1分とか掛かったら嫌ですよね。
まあそんな感じです。
データベース
ゴリゴリに使ってます。
講義では基礎知識は教えてくれると思うんですが、研究とかではそんなに触らないイメージ。
結局この辺は情報処理試験の勉強とほぼ変わらないので、わざわざ大学で受ける意味が無いなと思ってます。
実際の業務でのデータベースは複雑すぎて割とヤバイです。
基礎知識が無かったら終わってたので、その点では助かりました。
研究
講義じゃ無いけど。研究はほぼ業務みたいなものです。
ずっと自席に座ってコード書き続けるのも、教授に指摘されるのも、論文書くのも、教授に指摘されるのも...
業務内容とほぼ変わり無いので、大学に行っていて一番良い経験になったと感じてます。
ただ勉強しているだけではアウトプットが無いですから、技術的(専門的)なコミュニケーション力を鍛えられるのは大きいですね。
活かされてなさそうな講義
数学、物理
使ってない。
研究開発系の仕事なら使うんじゃないですかね。
映像系
興味はあったけど、職種が違った。
外国語
調べたら英語のドキュメントしかないとかもたまにありますけど、Google翻訳使えばいいしね。
ただ入手資料等の内部文書が英語の場合、セキュリティ上の理由でGoogle翻訳が使えないパターンも有ります。
中国語は、「私は日本人です。」しか喋れません。第二外国語の講義マジで要らない。
75コマも中国語の講義を受けたことに今更ながら恐怖を感じています。
その他変なやつ
- 哲学 死にそうになったら役に立つかも
- 芸術 ジジイになったら役に立つかも
- スポーツ科学 ジジイに(以下略)
あとは覚えてないです。
総括
大学に行ったのはいい経験になったし、業務で活かされてると感じています。
ただ、SEは日々勉強を続けなければいけない職業だと思うので、大学はほんのわずかな土台を作ってくれただけに過ぎないのかも知れないです。
在学生の皆さんは講義を受ける際のモチベーションにつながればと思います。役に立たないと分類してしまった講義は、頑張ってください。
あとがき
SESを避けるにはメー子かユー子に入るしかないんでしょうか。
社内SEって新卒でもなれるんかな。
大学院に行った方が良いかという質問もされるんですが、大学院に行っていないのでわかりません。
就活的観点から言うと、行った方が良さそうに感じるって回答しか出来ないですね。
院行ってる人のTwitter大体病んでるかイカれてるかのどちらかなので(偏見)安易に勧められないです。
あと自分語りが苦手なのでこの記事は書きづらかった。酒飲みながら書けばよかったかも。
それに硬いし。
もうちょっとふわふわな白猫きゃらめる夢幻のわたあめな記事を書きたい。