将来RTX3090ユーザーになるVRChatterのあなたへ
ななみ(@773_Arihara)です。
VRChatにお熱でブログの事を忘れていたのは秘密です。
良いものを買ったので自慢します。
購入の参考になれば幸いです。
前置き
RTX3090💪💪💪
— ななみ (@773_Arihara) 2020年12月1日
俺の勝ち!!!!!!!!!! pic.twitter.com/MWCmRXVPOY
買いました
Geforce RTX 3090を買いました。
究極のゲーム体験が出来るそうです。
何と言ってもビデオメモリを24GBも搭載しているのが魅力です。
本物だった~🤣
— ななみ (@773_Arihara) 2020年12月1日
VRAM24GB💪💪💪 pic.twitter.com/nA57IxJm37
ライバルAMDの12/8(火)発売のグラフィックボード、Radeon RX 6900XTは16GB搭載なので、性能で負けてもこの点だけはマウントを取ることが出来ます。(ぶっちゃけ16GBで十分な気はしますが、後半で触れます。)
価格は約20万円です。
これ以上のGPUは無い、という心の安寧を金で買うことが出来るのでオススメです。
何で買ったの?
衝動買いです。
以前はGTX 1080を使っていたのですが、VRChatで話してる途中に急に落とされるのが本当に嫌だったんですよね。
話してたフレンドさんが、自分が戻ってくると既に別のフレンドさんのところに移動してたりすると本当に悲しいです。
なので、ここは金をかけるべきだろうと思って買いました。
VRChatで色々試してみる
検証環境は以下の通りです。
- CPU Ryzen 9 3900X(SMT無効化)
- GPU Geforce RTX 3090
- RAM 32GB(16GB*2 DDR4-3600)
- HMD Valve Index
- Geforce Driver 457.51
Ryzen 9については以前記事にしていますが、最近は自作PCに強いフレンドが増えてきたので見られるのが怖いです。
また、Indexのリフレッシュレートは120Hzに設定しています。実験的な144Hzモードもあると公式サイトに書いてありますが、謎です。デメリットがあるのでしょうか。
検証では内部解像度 (Super Sampling)を以下の値に設定して測定しています。
- 100%(片目当たりの解像度:2016×2240)
- 200%(片目当たりの解像度:2848×3168)
- 500%(片目当たりの解像度:4508×5008)
内部解像度については、以下の記事で詳しく扱われています。
今回は4つのワールドで検証しています。
VRChat Home
いつもの。
ミラー前で検証です。
内部解像度100%
値の意味は以下の通り。
- GPU 左から順に温度、GPU使用率、VRAM使用率、コアクロック
- VRAM ビデオメモリ使用量
- CPU 左から順に温度、CPU使用率、コアクロック、CPUの消費電力
- RAM メモリ使用量
- FPS 現在のフレームレート
- FPS AVG 平均フレームレート
- FPS 1% LOW 下位1%のフレームレートの平均
この場合、余裕で120FPS出てますね。GPU使用率も60%と力を余らせている感じです。
たまにフレームレートが下がって90FPSぐらいになることもあるみたいですね。
VRAM使用量は約5.8GB。
内部解像度200%
100%の場合と比較して、GPUの負荷が若干増えていますが、フレームレートには影響していません。
VRAM使用量は約6.7GB。
内部解像度500%
フレームレートが60FPSに半減してしまいました。
恐らくモーションスムージングをオンにしていたからだと思います。(オフにしておけば良かった)
要は、120FPSは出せないから、60FPSに半減させてフレーム補間を行う機能です。
詳しくは以下の記事で。
GPU使用率はそのせいか、200%の場合と同程度です。
VRAM使用量は約9.6GB。VRAM10GB搭載のRTX3080等ではちょっとつらいかも。
エルフの森 ElfForest TreeHouse
リスポーン地点で検証。
内部解像度100%
GPU使用率97%、平均フレームレート37FPS。。。
Bloomが効いててかなり重めです。
RTX3090でもダメなワールドはダメです。
内部解像度200%
平均フレームレート32FPS。
内部解像度500%
平均フレームレート23FPS。きびしい。
VRAMも約12.2GB食っています。。。
内部解像度の違い
文字の見易さがかなり違ってくると思います。
100%ではあまりやりたくないかな、といった印象。
あとはアバターもめちゃくちゃ綺麗に見えます。
Sushi Buffet
VRChatで最も重いワールドではないか?との声も囁かれるほどのワールドですが、その理由はこちら。
なんとこのボタンを押すと150枚のミラーが出現してしまいます。
押すなと書いてありますが、押してみます。
分かりづらいですが、ミラーがいっぱい出てきます😂
内部解像度100%
100%でもVRAMを約7.9GB使用しています。
並みのグラフィックボードでは押さないほうが良いのかもしれません。
当たり前のように平均フレームレートが20FPS台で悲しいです。
内部解像度200%
平均フレームレートはさほど変化せず。
VRAM使用量は約9.3GB。
内部解像度500%
平均フレームレート22FPS。とてもつらい。
VRAM使用量は約13.4GBとバカ食い。
ポピー横丁-Poppy Street-
いつもの。
Publicインスタンスで検証です。インスタンスの人数は20人程度。制御出来ないので参考程度にしてください。
内部解像度100%
60FPSは出てますね。GPU使用率が低いので、これもモーションスムージングの影響っぽいです。
内部解像度200%
平均フレームレートは51FPS。GPUはほぼフルで回っていますね。
最低1%フレームレートが21FPSと低いですが、誰かがインスタンスに入ってくるとこのくらいになる、という事だと思います。
VRAM使用量は約8.8GB。
内部解像度500%
平均フレームレート32FPS。
VRAM使用量は約13.1GB。
ポピ横は意外といけます。ただ人数が増えてくると、200%で30FPS前後くらいといった感じです。
まとめと所感
RTX 3090でも重いワールドは重いです。
ただ安定感は抜群に良いです。
1週間近く触っていますが、VRChatがクラッシュする事は1回も無くなりました。
周りの人が一瞬の負荷で「重い!」と言ってるときも、全然重くありません。
それが共感できないのは少し寂しくもありますが。
VRChatで満足する没入感を得たい人は、VRAM10GB以上のグラフィックボードを買うべきだと思います。
内部解像度が上げられる点は、没入感に大きな影響を与えます。
RTX3090はその選択肢の一つではありますが、割高感は否めません。
ただし、VRChatはRAM及びVRAMをある分だけ食らい尽くす化け物なので、多いに越した事はありません。
#ポピ横メルトダウン の代償
— ななみ (@773_Arihara) 2020年12月5日
(VRAM23.3GB, RAM 30.9GB) pic.twitter.com/wW5jDmtMvG
VRAM24GBの安心感に20万円払えるかどうかが、ポイントだと思います。
RTX3090所有者になって、心の安寧を手に入れましょう。
ちなみに普通のプレイであればVRAM使用量16GBを超えることはないと思うので、Radeon RX 6000シリーズはかなり魅力的な製品だと思います。。。
全然売ってないけどね!!!!!
以上です。
ここまでご覧頂きまして、ありがとうございました。